2012年最優秀作品について 

 今年2012年に読んだ中で最も素晴らしいと感じた作品について書いてみます。あくまでも「私が読んだ」ものが選考対象であり、必ずしも今年が初出ではありません。

 なお、今年にTwitterで感想を書いたのが205件・223冊。作数は重複があるのでもっと減るでしょうが、ツイートしてないものもあるので・・・けっこう読んだなあ。
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『煩悩寺』(秋★枝)・3巻 

『総合タワーリシチ』(あらた伊里)・2巻 

総合タワーリシチ (2) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)総合タワーリシチ (2)
(まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

(2012/12/12)
あらた 伊里

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 いきなり表紙(と背表紙)が新キャラになっていて、「おいおい大丈夫か」を気をもませてくれたのですが、中身については従来からの神奈+悠&ちゃらんぽらんずの4人が中心になっています。
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『きしとおひめさま』(パイン)・1巻 

きしとおひめさま (1) (まんがタイムKRコミックス)きしとおひめさま (1)
(まんがタイムKRコミックス)

(2012/11/27)
パイン

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 分類的には、今作もいわゆる「萌え4コマ」に分類されるのだろうか。でも、他の作品と圧倒的に違うところは、連載開始直後から単行本化を意識して作られているところにある。というか、おそらく連載本誌だけを読んでいたら、この作品の魅力は大きく削がれてしまうのでは。
 この作品、この1巻を最後まで読むと、そこで初めて序盤のお話が全て繋がるように出来ている。過不足のないちょうどよいボリュームで、序盤の???な感覚から、最後にピントが合う爽快感まで味あわせてくれる。

 最初の方の話では(意図的に)ほとんど説明を行っていない。世界設計はおろか、目の前で描かれる人間関係の説明すらなされない。時系列やロケーションも頻繁に二転三転する。
 こういう作品に対し、読者は「読んで」いかなくてはならない。これは誰なのか、誰と誰とがどういう関係にあるのか。情報を与えないがゆえに、そこは読者の関心を惹く。

 萌え4コマの場合は、冒頭で「登場人物」紹介を設けてまず人物像を示して彼女らがどう動くかの興味を持たせる作品が大勢を占めるが、それとは真逆の方法論。今作の登場人物紹介は1巻終盤にあり、おそらく、ここまで読み進める頃には読者の中に人物像が構築されているのでは。あくまでもここでの紹介は補足と確認としての役割。このやり方は、事前紹介型に比べて、印象としてはより強いのではないかと思う。
 もちろん、これがどのような作品にも出来るわけではない。明示的な説明はしないとはいえ、読んでいく中で理解に至るような情報提供は必要であり、丁寧にそこを詰めていくことが求められる。たぶん事前照会型の方が簡単。だけど、あえてこういう方式を取る萌え4コマが登場したことは(単行本派として特に)喜ばしい。

 もちろん、そういうところを下支えするのは絵の巧さとストーリーテリング上のセンス。特に、こういうお話を過度に深刻な雰囲気にすることなく描こうとしているのは、萌え4コマの良い点をも引き継いでいると思う。


わかってるんだよね・・・? 

 原子力発電所が止まれば代わりの殆どは火力発電所が賄うことになるわけで、当然ながら、そこには燃料費とCO2が生じる。CO2に関して日本の2011年度の最新の実績が出たので、確認してみたい。
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『平成生まれ』(ハトポポコ)・2巻 

平成生まれ (2) (まんがタイムKRコミックス)平成生まれ (2)
(まんがタイムKRコミックス)

(2012/11/27)
ハトポポコ

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 たぶん作者には何の悪意も無かったのでしょうけど、このタイトルは一定世代以上の人にとっては「喧嘩売ってんのか」となるタームであります(たぶん)。ぶっちゃけ私もその一人だったわけで、そういうどちらかというとネガティブな第一印象で読み始めたのが今作でした。
 とはいえ、次第にそうした負の印象は薄れていくばかり。Twitter@hatopopokoとか見ていくと尚更で、素晴らしいセンス。
 
 1巻終盤で出揃ったキャラクターの各ペアが徐々に互いに絡み始めるのがこの2巻。個人的には、藤井が段々と可愛くなっていく(つーか私こういうキャラにホント弱いな・・・)。
 本作はこの巻で完結なのですが、終盤は(この手の作品にしては珍しく)明確にまとめに来ましたね。まだまだ描けそうな感じで、2巻で終わるのは残念ではありますが、また別の連載が始まってるらしいので、次作にも強く期待してます。あと、表紙の手錠の意味はさっぱりわかりませんでした。
 

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