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2013NBAファイナル・展望 

 当たらない展望をば。


 個人的な心情としては、ヒートの二連覇を期待している。今年のレブロンは完璧と言うしかない出来で、そこに対しスパーズがどう戦うか興味はあるものの、最終的にポポビッチが勝った、では、今一つロマンがない。

 確かに、レブロン以外のヒートのメンバーの出来は悪い。ただ、長いファイナルの中でバイオリズムの浮き沈みは必ずあるもので、ピークがファイナル前にやって来なかっただけでも良しとすべきかと。
 昨年のヒートがまさにそうで、途中でボッシュが離脱してセルティックスに追い込まれたものの、彼の復帰とチームの復調が重なりあって最終的にサンダーを上回ることが出来た。

 ヒートは、ペイサーズよりはスパーズの方が戦い易いような気がする。

 一人でインサイドを凌駕してしまうヒバートのようなビッグセンターは今のスモールラインナップが(おそらく)最も苦手とする相手で、スパーズにはそれほどの脅威が無い(と思う)。今年の1stチームセンターに選ばれたティム・ダンカンだが、基本はリング下と言うよりもミドルシュートの選手。ボッシュはむしろ同タイプでやり易いのでは。スプリッターがこのチームの真のパワーセンターだが、彼にはヒバートと違ってFTが入らず、勝負どころでは使われないと思う。
 あとはパーカーを如何にして止めるか。チャルマーズの守備にあまり信頼は置けない・・・と思うのだが、最後の最後のオプションとしてレブロンをエースキラーとしてぶつけるという手もあろうかと。
 いずれにせよ、スパーズが勝つとしたら、ダンカンでもパーカーでもなく、グリーンやカウィ・レオやニールやボナーといったバイプレイヤーが3Pを決めまくった時だろう。

 逆にスパーズがどのようにヒートを・・・いや、レブロンを抑えるか。
 マーカーはカウィ・レオナルドしかいない。(おそらくは起用法に不満を訴えた)スティーブン・ジャクソンをプレイオフ直前に突然解雇してしまったので、SFが彼しかいない。ポポビッチHCから全幅の信頼を得るいい選手だが、果たして最強のバスケットボーラーを抑えるに足りるのか。あるいは、ポポビッチが秘策を用意しているのだろうか。
 サンダーは、シーズン終盤のヒート戦で、レブロンにウエストブルックをマッチアップさせるという奇策を試していた。確かに、レブロンは正念場で必ずやPGを務めるので、パワープレーは完全に捨てスピードだけに重きを置くという・・・興味深い戦術だと思う。

 スパーズに敵意はないが、このチームが勝っても人気が無いというのはよくわかる。カウィ・レオやグリーンといった新陳代謝はあるものの、基本はベテランの経験+狡猾さとポポビッチのチームだからなあ・・・。


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