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ウエストブルックがトリプルダブルで金字塔、自身の偉業を劇的ブザービーターで祝う
 AFP=時事 4/10(月) 14:10



 ついにウエストブルックが年間トリプルダブルを達成し、年間のトリプルダダブル回数の記録も更新した。到底誰も到達し得ないと思われた1960年代のオスカー・ロバートソンの記録に、まさかまさか追い付き、ついには塗り替えてしまった。

 私はウエストブルックのファンだが、まさかここまで来るとは思ってもみなかった。ずっとコンビを組んできたケビン・デュラントがウォリアーズに移籍する一方、今シーズン序盤にトリプルダブルを量産していたとはいえ、そう簡単にはいかないだろうと思っていた。ウエストブルックがサンダーと契約を更新したこと自体が意外だった。
 しかし、試合を重ねるごとにむしろ調子は上がってきた印象だ。これは、ドノバンHCが思いのほかプレイ時間を制限していたのも大きいだろう。サンダーを一人で引っ張ってきた印象のあるウエストブルックだが、全試合出場ながら平均出場時間は34.8分と全体18位に留まっている。

 平均31.9点は得点王間違いなし。昨年からアシストの数は増えていたが、今年はデュラントが抜けてリバウンドを取りに行く回数が増えた。よく見るとアシスト(10.4)よりもリバウンド(10.7)の方が多いのか。あと、今年は比較的3Pがよく入った(それでも34.4%だが)。
 そして何より、今年は本当に肝心なところでシュートが決まっている印象がある。それは、これまで数え切れないくらいのラストショットを打ってきた経験故だろう。



 そんな今年の集大成かのような一戦がこのナゲッツ戦だった。

 シーズン終盤とはいえ、ナゲッツにとってはプレイオフに滑り込むために絶対に負けられない一戦。4Q中盤までナゲッツが10点以上リードしていた。
 しかし、この日10個目のアシストでウエストブルックがトリプルダブルを決めてから、会場の雰囲気が変わる。当初はデンバーのナゲッツファンもお祝いムードだった。だけど、ウエストブルック本人だけは、トリプルダブルとなったことだけで終わるつもりは微塵も無かった。残り4分で自ら13点を叩き込む。最後はこの滅茶苦茶なブザービーターだった。



 これでシーズンほぼMVPは決まりだろうと思う。もう一人の有力候補であるハーデンも確かに素晴らしい活躍をしているが、今年のウエストブルックほどのインパクトはない。こうして見ると、つくづく、デュラントの存在はウエストブルックにとっての「重石」だったんだなあ、と思う。デュラントがほとんど欠場した2014-15シーズンは得点王だったが、あれくらいは「普通」だったんだ。



 ハーデンにとってウエストブルックは常に「目の上のタンコブ」なのではないか。彼は10歳の頃からウエストブルックのことを知っていたというが、サンダー入団後は6thマンとしての役割を求められ、移籍後も何かと重なってしまう。一人でボールを持ってディフェンスを引き付けてフリースローやアシストを重ねるというスタイルはあまりに似通っている。今年のハーデンは確かに得点もアシストも増やしたが、一方でターンオーバーの数も増え(ウエストブックよりも多い)、3P%も下げてしまった(今年は34.6%に留まっている)。結果してウエストブルックと比較した時の優位点が目立たなくなってしまった。そして何より、「ここぞ」という時に決める力はハーデンからはまだ見られない。

 サンダーはプレイオフ1回戦でハーデンの所属するロケッツと対戦する。MVP投票は1回戦の後なので、ハーデンが圧勝すれば逆転でMVP獲得の可能性も僅かにあり得るが、完膚なきまでに叩きのめさないと、同程度のスタッツなら逆転は難しいと思う。
 今年のロケッツの勝因は個人の力よりもむしろ戦術面(徹底してミドルショットを捨ててペイント内と3Pに拘って効率性の高さを追及した)によるところがある。ハーデンはそのスタイルにハマったということではないかと思う。
 

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