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海外一人旅について 



 今年のGWも海外に行く。一人旅である。

 私は一昔前まで海外に全然興味が無かった。
 英語の特にヒアリングは大苦手だったこともあり、金が無かった学生時代もさることながら、その後も海外へ行く自分というのは全然想像できなかった。英語が苦手で海外勤務の(非公式の)お誘いを断固拒否したり、国際関係の仕事をしていた時も結局海外出張は回避し続けた。その時にパスポートを作ったものの、10年パスポートを5年間全く使うことが無かった。

 そんな私が海外へ行こうと思ったのは、国内全都道府県を制覇してしまったのと、「何か違うことがしたい」「違うところへ行きたい」という漠然とした思いだった。
 最初の英国だけは流石にパックで行った。最後に半日の自由時間があり、ロンドン市内をV&A博物館まで(今にして思えば近い距離だが)、初めて海外で一人になった時のドキドキ感は今でも忘れられない。
 
 一人海外旅行の魅力はこのドキドキ感だと思っている。助けは誰もいない。自分で判断し、自分で結果に責任を負う。英語ができない私は周囲からのサポートも大きく期待できない。一つ間違えたら大変なことになる状況での高揚感。イタリアで財布を失くした時も、誤解を恐れずに言えば、私的には楽しくて仕方がなかったのだ。
 とはいえ、基本的に慎重な私は、さほど危険なところへは行かない。特に、英語が出来ないのに非観光地へ行くのは相当大変なのである。



 一人旅であれば、パックよりも個人手配の方が間違いなく安い(と思う)。家族などの複数人で、かつ日時を選ばなければもっと安いプランはあるのだが、私は基本的にGWや正月などの超ハイピーク期にしか長期休暇が取れない。

 特に欧米への長期旅行の場合は、飛行機の発売日を目指してプランを立て、発売直後に押さえる。逆に言うと決定から旅行まで330日以上あるので、ほぼ1年間ずっとその旅行のことを考えることになる。
 海外エアラインでも全然問題ない。英語の喋れないCAは居ないし、英語が喋れない乗客に対応できないCAも居ない。

 1都市だけでは味気ないと思うこともあり、鉄道にもよく乗っている。米国のアムトラックに、欧州のユーロスター・タリス、今度はAVEにも乗る。きょうび、予約してEチケットを受領するというスタイルが普通なので、窓口で購入するようなことは無い。
 地下鉄の乗り方だって、インターネットを探せば個人ブログなどで色々書いてある。それを事前に探していくくらい私は慎重である。

 ホテルはExpediaやBooking.comでいくらでも個人手配できる。航空券を購入する頃から探し出し、海外はキャンセル料無料のところが多いので、とりあえず予約して更新を繰り返す。為替変動の影響もあったりする。
 海外は1部屋いくらの料金設定が多いので、複数人で行くとここが随分と安くなるのだがそれはやむを得ない。ホテル料金の相場はそれほど大差ないので、6000円くらいの手頃な個室を如何に確保できるかがポイントである。

 海外旅行の最大の難点は食事、特にレストランである。こだわらなければ食べ物はいくらでも買えるが、やはり少々高くなってもいいから美味しいものを食べたい。しかし、飛び込みでの入店は相当辛い(日本でだって辛い)。英語メニューが無ければ詰んでしまう。ただ、ここもthe forkやOPENTABLEなどの無料予約サイトがあるので、随分と助かっている。

 インターネットが一人旅に不可欠なことは言うまでもない。スマホは緊急時のライフラインである。必ずしもWifiを持参してはいないが、最悪でもドコモ経由で接続ができる。

 海外に行くと、英語は自分の想像以上に理解できた、というのが実感だ。学生時代の素地がいくらかでも残っているのかもしれないが、たぶんそれは聞き取れないとどうにもならないという極めて高い集中力で臨んでいるからで、学生時代の英語のテストに如何に緊張感が無かったかを思い知った。私以上に英語のできない海外一人旅の例を現地で見たことはないが・・・。気合を入れるとフランス語とかも単語のいくつかくらいは読めたりする(本当に)。

 一人旅だと旅行中に日本語を話す機会はほとんど無い。空港のJALのチェックインカウンターで「ああ久しぶりだな」とか思う。だけど、今はもういくらでもネットがあるので、孤独感はあまり無い。一人だが、独りではないのである。



 繰り返しになるが、一人海外旅行の醍醐味は高揚感である。全てが自分の肩にのしかかってくるこの感覚は、平和な日常の中ではそうそう味わえない。知らない世界をたった一人で歩くのである。旅行当日は歩き回る分の体力の消耗もあり大変さも感じるが、時間が経ってそれが薄れると魅力が増してくる。そういう意味では、当日よりも後からの方が良さを感じるくらい。
 年に何回も海外に行くというのは贅沢してるみたいで外に話しにくいところがあるくらいなのだが、実態はもっともっと生々しい感覚なのである。


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