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『恋は光』(秋★枝)・6巻 

 

 私はこの作品を、最初からずっと北代に肩入れして観ている。今作は、西条や東雲さん、宿木を含めて、それぞれが恋愛に対して持つちょっとずつ異なる考え方を示してきたのだと思うが、私は最初からずうっと北代が不憫でならず、なんとか彼女が恵まれて欲しいと思っていた/いる。以下、その前提で。


 連載開始からしばらく経ち、東雲さんや宿木、そして西条と北代と同じように、読者たる私自身もいつの間にか、これまで続いてきた日がこれからも続いていくのだろうという漠然としたイメージを抱いていたのだと思う。

 第35話「告白は突然に」。あまりにもあまりにもストレートなこの章名。

一瞬、どう答えようか迷った
いつものように、あれやこれやと考えた
だけどひとつ、いつもと違った、
頭の中を妙な確信めいたものが過った
今、この時を逃したならば、きっと私は一生、
センセに好きだと見えないだろう

 決して鈍感ではなく、頭の回転も速く、周りに気を遣いながらも自分の気持ちをよくわかっている女の子。そんな彼女に突然に巡ってきた「その時」。
 私はこれまで数多くの告白シーンを観てきたけど、今作のそれはあまりにも強烈だった。

 かといって、そこを作品のクライマックスとせずに、西条らしい反応を返したのもまた今作らしいところ。次巻が最終巻だそうで、この6巻でおおよその方向性は見えたと思うが、終幕へ至るイメージを私はまだはっきりと想像することができない。最後の一山をどう乗り越えるのだろうか。いずれにせよ、「私の望む結末」は最初からほぼ固まっているのだが。


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