FC2ブログ

2017NBAファイナル:第3戦所感 





 キャブスのティロン・ルーHCはこのように真っ向勝負を選択した。実際、この試合序盤のキャブスの戦い方は変わらず、最初からレブロンのアクセルを全開にして、彼の思うがままにプレイをさせた。

 ウォリアーズはレブロンに色々な選手をマッチアップさせるが、その中ではやはりディラントにはソフトな面があって、この試合もレブロンに走られる。1Qで16点、2Qは11点。アービングだって前半17得点。だが、それでもウォリアーズからなかなかリードを奪えない。
 この試合前半のウォリアーズがそれほど劇的に良かったとは思わないが、キャブスのハードな守備の分だけ3rdオプションのトンプソンが空き、カリーもフリーを得れば確実に3Pを決めてきた。
 しかし、2Qの終盤にウォリアーズはパチュリアが無用のオフェンスファウルを犯し、キャブスに6点差に詰められてしまう。

 この試合、確かに一度キャブスに流れが行った。後半開始直後のウォリアーズは入りが悪く、単独でのタフな3Pを連発する中、D.グリーンがまたファウルトラブルになり、キャブスのラッシュが始まる。アービングがクレイ・トンプソンを抜けるようになり、レブロンはJR.スミスとスイッチすることでカリーとの1対1を作り出すことができた。3Q終了時には5点のリード。

 しかしそれでも、最後は息切れしたのだろうか。
 キャブスが4Q残り3分で1点も決められなかった姿は、昨年のファイナル最終戦のウォリアーズの姿に重なる。残り3分で6点差、1分40秒で4点差。尽きゆく体力の中で迫りくるプレッシャーに耐えられなかったのはキャブスの方だった。
 そこで存在感を見せたのは、稀代のスコアラーであるケビン・デュラント。スコアラーというのは、土壇場で普通にプレイできるから強いのだ。最後の3Pはマッチアップしていたレブロンの集中力が切れていた感もあった。
 そして、同点を狙うレブロンの最後の3Pをブロックしたのは、昨年の最終戦で逆のことをやられたイグドラだった。

 第2戦を観終えた時点で「120点は取らないと勝てない」と書いたが、図らずもその通りになってしまった。
 キャブスにとっては相当辛い敗戦。次の試合からプレッシャーがさらに強くなるわけだし、3戦続けて終盤に失速したことは、リードしていても常に落ち着かないことに繋がる。キャブスはベストメンバーだけに奥の手も思い付かない。
 ウォリアーズは昨年の痛い経験があるだけに、3勝0敗で油断することもあるまい。今年は、特にカリーが極めて良い精神状態でプレイできている印象。アウトサイドシューターの精神状況は得点に直結する。

 試合後のインタビューのこのレブロンの写真は、あまりに物悲しい。

skin presented by myhurt : BLOG | SKIN

FC2Ad

  
copyright © 2005 狼になりたい all rights reserved. Powered by FC2ブログ