In HCMC. 

 ベトナムのホーチミン市(HCMC)へ行ってきました。


 これまで何度か海外へ行っていますが、羽田経由で成田へ行ったのは初めて。
 まずは都内で国立新美術館のジャコメッティ展と国立西洋美術館のアルチンボルド展を見てからバスで成田へ向かいます。

 ジャコメッティ展 ジャコメッティ展 アルチンボルド展

 東京駅から成田空港へのバスは片道900円とお得な運賃ですが、イメージ以上に遠く、もうそろそろ着くかと思って窓の外を見るとまだ30kmくらいありました。

 成田空港 成田空港

 ホーチミンまでは6時間弱のフライト。タンソンニャット国際空港に到着するとすぐに窓が結露します。

 B787 機内食 タンソンニャット国際空港

 車を事前に手配しておいたので、これで市内へ向かいます。

 HCMC HCMC HCMC

 幹線道路なのに信号が少ないのに驚き。その分、左から右からバイクが走って来るのですが。これでも平日の夜なので交通量は少ない方(でした)。

 今回泊まるRex Hotelは、私の人生初の5つ星ホテルです。お国柄、値段はそれほど高くないのですが(Expadiaのクーポンがあったのでさらに安くなった)、少しクラスを上げてスイートルームを予約。さらに一つ上にアップグレードされたのでこんな感じでした。

 Rex Hotel Rex Hotel Rex Hotel
 Rex Hotel Rex Hotel Rex Hotel

 リビングルームにベッドルーム。私一人の宿泊でしたが、椅子が全部で6人分と、テレビと洗面台とトイレが2つずつあります。
 ここはかつてベトナム戦争時代に米軍首脳部の拠点だったところで、ウエストモーランド将軍がここで毎週の会見を開いていたというホテルです。

 既に深夜でしたが少し街に出ます。
 ホテルのすぐ隣の人民委員会庁舎とオペラハウス。

 人民委員会庁舎 サイゴン・オペラハウス

 平日(金曜日)だったこともあり、日本に比べると暗い印象です。人通りも少なかったですね。24時を過ぎると開いている店が見当たらない(実際にはもう一つ外れるとコンビニもあるのですが)。
 ホテルの屋上のバーで1杯だけ呑みます。

 Rex Hotel Rex Hotel Rex Hotel
 Rex Hotel Rex Hotel



 2日目。

 まずは朝食を。麺が美味しかったです。

 Rex Hotel Rex Hotel

 市内観光へ出掛けます。

 HCMC HCMC HCMC
 HCMC HCMC

 まずは統一会堂へ。ここはかつての南ベトナム政府の大統領官邸だったところです。

 統一会堂 統一会堂 統一会堂
 統一会堂 統一会堂 統一会堂
 統一会堂 統一会堂 統一会堂

 権力を誇示するかのような広大な建物ですが、それを今もそのままこうして展示しているところが興味深い。どうも、「南ベトナム政府はこんな贅沢をしていたんだ」という糾弾する風でもないんですよね。
 屋上にはヘリポートと米軍のヘリコプターUH-1が。1975年4月のサイゴン陥落時の風景が蘇ります。

 統一会堂 統一会堂

 地下施設もあります。このガイドさんは他所のツアーの人です。

 統一会堂 統一会堂 統一会堂
 統一会堂 統一会堂 統一会堂
 統一会堂 統一会堂

 庭には戦争時の戦車が。ホーチミン市街には、こうしたかつての戦車や戦闘機が沢山展示されています。

 統一会堂 統一会堂 統一会堂

 次は戦争証跡博物館へ。

 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館

 ここも、意外と中立的だったことに驚きました。戦争被害についての写真が沢山ありますが、中には米国兵士の戦死者のものもあるのです(米国の方が写真を多く残していることもあるのでしょうが)。日本や韓国や中国では決してこうはいかない。
 ただ、枯葉剤被害のところはあまりにも悲惨で、ちょっと写真を撮るのが躊躇われたくらい。

 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館
 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館
 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館
 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館
 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館
 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館
 戦争証跡博物館 戦争証跡博物館 

 米国や日本の反戦運動の展示もあります。日本のは殆どが共産党のものです。

 それから、タクシーを使って少し離れたベトナム歴史博物館へ。ここは館内撮影不許可でした。

 ベトナム歴史博物館 ベトナム歴史博物館

 近くにホーチミン作戦博物館も。相変わらず米軍の兵器が置いてあります。少し見飽きたのと入口がどこだかよくわからなかったこともあってスルー。

 ベトナム歴史博物館 ベトナム歴史博物館 ベトナム歴史博物館

 そのまま歩いて、またホテルの近くまで戻ってきました。

 HCMC HCMC HCMC
 HCMC コンチネンタル・サイゴン

 ホーチミン中央郵便局。今も現役の郵便局ですが、真正面にホーチミンの肖像画が。
 そのすぐ向かいがサイゴン大聖堂。

 中央郵便局 中央郵便局 サイゴン大聖堂

 ここで昼食にします。

 HCMC HCMC HCMC

 注文すると急に猛烈なスコールがやってきます。まさに叩きつけるような雨でしたが、料理が来る前に小降りになり、食べ終わる頃にはもう晴れ間が。ホーチミンはずっとこういう天気で、急にどがっと降って少し待つと止むの繰り返しでした。
 正直、ベトナム料理はあまり口に合いませんでした。やはり香草の癖が強くてね・・・。

 サイゴン川 サイゴン川 サイゴン川

 少し歩いてサイゴン川に出てから、南側の美術館へ。あたかも工事中のようですがこれでも開館してます。とはいえ歩き疲れてきたので、第1館(現代美術)のパートだけ観ました。

 ホーチミン市美術博物館 ホーチミン市美術博物館 ホーチミン市美術博物館
 ホーチミン市美術博物館 ホーチミン市美術博物館  ホーチミン市美術博物館
 ホーチミン市美術博物館 ホーチミン市美術博物館 ホーチミン市美術博物館
 ホーチミン市美術博物館 ホーチミン市美術博物館

 帰り道にまたスコールが来たのでカフェに飛び込みます。

 ハイランドコーヒー

 ハイランドコーヒーは多くの店を構える有名カフェで、コンデンスミルクを加えたベトナムコーヒーが飲めます。暑い中で上手い。

 土産を探しに近くのショッピングモールに入りました。しかしここが高島屋で、地下の食品売場は日本を中心とする輸入食品ばかり。梅光軒があったりヤマザキパンやどら焼きが普通に売っていて、逆にお土産っぽいものが全然見付からない。

 その後、ホテルでしばらく休みます。
 日が暮れてから夕食に向かいますが・・・早くもベトナム料理に飽きてきたこともあり、ホテル近くのトスカーナ料理店へ。トスカーナワインと炭酸水、サーロインステーキ250g、マッシュポテト。普通に美味しかったです。
 
 トスカーナ in HCMC

 この日の夜もまたホテルのバーで呑みます。
 今日(土曜日)は昨日に比べると随分人が増えました。

 Rex Hotel Rex Hotel


 3日目。

 朝食。この日はフォーでした。

 Rex Hotel

 ホテル近くのホーチミン市博物館へ。

 ホーチミン市博物館 ホーチミン市博物館 ホーチミン市博物館
 ホーチミン市博物館 ホーチミン市博物館 ホーチミン市博物館
 ホーチミン市博物館 ホーチミン市博物館 ホーチミン市博物館

 それからまたショッピングセンターへ行って土産を探します。昨日の高島屋よりもう少しローカルなパークソンへ寄ると、最上階にイオンが。
 日本語で「一番人気のお土産はこれ」と書いてあって、さすがわかってるな、という感じでした。

 ここでホテルをチェックアウト。夜の便で帰国しますが、午後からはツアーです。
 途中でベンタイン市場を少しだけ覗きます。

 ベンタイン市場 ベンタイン市場 HCMC

 この日も猛烈に暑く、食欲はあまりありません。ハイランドコーヒーで飲むだけでツアーの待ち合わせ場所へ。
 ベトナム戦争時にゲリラ戦が行われたクチのトンネルへのツアーです。この日は日本からの参加者3名とガイド1名とでバスで向かいます。

 ホーチミンからクチまでバスで2時間くらい。市街を抜け、次第に水田が広がるようになります。
 クチトンネルに到着。現地は雨でした。

 クチトンネル クチトンネル クチトンネル
 クチトンネル クチトンネル クチトンネル
 クチトンネル クチトンネル クチトンネル
 クチトンネル クチトンネル クチトンネル

 道路から少し入っただけでこのジャングルです。けっこうすぐに、「これは米軍も勝てんわ」と思いました。地盤の固さも地味に驚き(これだけ雨が降って緩まない土は日本にそう無いでしょう)。
 奥には軍が運営する射撃場があり、AK47が撃てます。弾丸は1発5万ドン(日本円にして250円)で最低10発から。

 クチトンネル クチトンネル

 間近で銃を撃たれるのは初めての経験ですが、音が凄い。近くに寄るとこれに空気圧の衝撃が加わります。
 この銃声が、先の見えないジャングルの奥から聞こえてくるわけです。現地のゲリラが地下に潜って姿を隠す中に。それは恐怖だと思いますよ。

 最後に40mばかしのトンネル体験。私のイメージではトンネルとは涼しいものですが、ここ熱帯のトンネルは外よりもむしろ熱いくらい。とても天井が狭く、たった40mを移動するだけで息が上がり、方向感覚が完全に狂いました。

 クチトンネル クチトンネル クチトンネル

 最後にイモと笹茶をつまんでツアーが終了。ホーチミンへの岐路につきます。途中までは快調でしたが、市内に近付くとやはり渋滞。
 このバスの中がかなり冷房が効いていて、どうやら少しずつこれで体調を崩していたようです。

 バスを降り、またホテルの近くへ戻ります。
 夕食を食べようとしましたが、いざ箸を付けると食が全然進みません。後から考えると、この時既に熱中症状態だった模様。
 
 夕食 夕食

 ちなみにこのレストラン、日本人御用達のお店だったせいか(現地の物価としては)非常に高かったですよ(3,000円くらい)。

 RexHotelで預けていた荷物を受け取って、そのままタクシーへ。これでホーチミンともお別れです。バイクで溢れる車道は、タクシーの中に居ても全然落ち着きません。

 タンソンニャット国際空港は非常にコンパクトな空港です。空港は日本のODAで作られているので成田の第2ターミナルに似ていますね。
 バーガーキングで氷の入ったスプライトを頼んで飲むと少しだけ落ち着きましたが、やはりかなり体調は悪化していたようです。

 タンソンニャット国際空港 機内食
 
 深夜便なので帰路は睡眠に集中します。熱中症状態でしたが、なにせ次の日は昼から仕事でした。



 まとめ。

 これまでの人生で最も緯度の低いところにやってきたわけですが、猛暑と高湿度の中で少しずつ体力を奪われていたようです。その前に気温の高い東京にいたので大丈夫かと思っていましたが、湿度が段違い。最後はかなりヘバっていました。建物・乗り物内は冷房が効いているのが余計に良くないようで、帰ってきてからしばらくは、身体が火照って暑いのか寒いのかわからないような状態でした。
 とにかく毎日スコールがやってきます。日本のにわか雨よりもずっと短く、5分も待っていれば小降りに。雷は鳴りません。それも昼間だけで、夜の方がいくらか歩きやすいです。
 北国育ちのせいもありますが、旅行はもう少し涼しいシーズンの方がいいですね。

 ベトナムの通貨ドンは100,000VND=約500円というレートで、支払の度に頭の中が混乱します。米ドル表記も多いのが尚更拍車をかけます。
 物価は流石に安いです。清涼飲料水は500mlペットで8,000VND=40円くらい。
 
 街はもう普通(?)の国です。米国と血みどろの戦いを繰り広げていた国だとは信じられないくらい。博物館などの展示も「米国憎し」という雰囲気をあまり感じませんし、米国資本と英語はごくごく普通に受け入れていますね。航空機でも日本語と英語のアナウンスのみでベトナム語はなかったりします。
 戦争時の戦車や航空機が大量に市内に残っています。全てが米軍のものではなく南ベトナム軍のものも多いのでしょうが、撤収はおろか完全破壊も出来なかったということなのでしょう。本当に大敗北を喫したんだなあ、と感じました。

 ホーチミン市には1,300万人くらい居ると聞きましたが、混雑に関しては東京の方が遥かに上。比べ物になりません。なにせ公共交通機関がほとんどない状態でも都市が成立しているくらい。
 まあ、バイクは本当にとんでもない数で、 信号無視(特に右折時)や歩道走行、3人乗り等も日常茶飯事です。信号も多くなく(あってもどうせ守られない)ので歩行横断は勇気が要ります。少し慣れると、バイクは私の前か後ろを通っていくので、そこを見極めればもう大丈夫。


 日本は歩行者を絶対保護する考え方ですが、ベトナムはもっとバイクを優先している社会というだけです。日本が合理的で効率的かというと、必ずしもそうは言えないかと。ウインカーを出すのは日本よりもずっとずっと早いです。これが車で逐一信号を通していたら大渋滞でしょう。
 






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