『君の足跡はバラ色』(仙石寛子) 

 


 仙石寛子氏は私の中で10本の指の中には間違いなく入るマンガ家だと思っています。この人の凄いのは、私にとって全ての作品が「当たり」なこと。どんなお気に入りの作家の中でも多少の自分的好みはあるのが普通ですが、私の場合、この人に関しては極めて高いレベルで安定していますね。



 今作、似たようなあらすじの作品が既にあります。あちらも(最初は)読んでいましたし、商業作品でここまでのネタ被りはダメだろう、とも思っていました。そして、その分、事前にある程度の作品イメージ(予想)があったのも事実。

 ・・・だけど、中身を読むと圧倒されたというのが正直なところ。
 紛れもない男女の恋愛モノですが、同時に百合でありBLでもあります。たぶんその全て。もちろん性行為も込みでです。
 「好き」なんです。はるかが好きであり、拓海を好きなのも間違いないのです。ではそれは「彼」なのか「彼女」なのか。
 最初が「好きなの?」で始まり「結婚しよう」で終わる物語。後者はとても象徴的で、そうなってしまえば、共有するのは互いの両親だけでなく、お互いの人生そのものなのではないかと思うのです。

 今はもうこれだけ百合やBLが溢れる中で、「さらにその先」を行った感がある作品。ここはもう日本語で表現できる域を超えている感があり上手く表現できないのですが、たぶん、「この通り」なのだと思います。私がそう思いたいということなのかもしれませんが。 


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