FC2ブログ

『キラ☆キラ』(OVERDRIVE)・発売10周年 

 今作に関する「自分の感想」についての思い出語り。


 今日で『キラ☆キラ』(Overdrive)発売から10周年。あの作品を読んだ直後に感じたことは、今もそれほど変わっていません。
 参考:『キラ☆キラ』感想・現時点版

 この作者(瀬戸口廉也氏)に対する私の感想は、たぶんこれまで私が書いたものの中でもっともよく読まれているものではないかと(検索の数は圧倒的に多い)。
 その中でも今作の感想が最も集大成的かと思います。実はさほど今作に個人的な思い入れはない(私の評価は若干ネガティブなので・・・)のですが、確かに、他人に読ませるものとしては向いているのかもしれません。



 今作に関しては、10年前の発売直後に読み終えてから、わざと1か月後に感想を公表しました。その理由の一つは自分の中で少し時間をおいて推敲したかったからであり、もう一つは、私の書いた感想が「誰しもがこう感じるであろう」とは思っていなかった点にあります。
 特に後者については、自分の感想が他人の先入観を上書きしてしまってはつまらないと思っていました。そのため、他人の感想がある程度固まるまで、意図的に1か月待ったのです。

 しかし、それにしても、10年前の感想の公表当初はちっとも「共感」が得られなかったと記憶してます。むしろ「それは違う」という反感の方が多かったように記憶しています。ではさて、今となってはどうなのでしょうか。

 この『キラ☆キラ』感想は、良くも悪くも私の中での「瀬戸口廉也評」を固めてしまいました。作品自体もさておき、この作者に対する印象がこの10年間ずっと覆っていません。
 それが、10年前に見事にツボを突けていたからなのか、あるいは、私自身の中に生じた固定観念による後発作品の印象への影響なのか、自分ではもうよくわかりません。でもまあ、それくらい、私の中で「瀬戸口連也」という人はその後もずっと変わらないのです。(一つ例外はあったと思いますが、その後はまた回帰したような気がします。)

 10年前の作品で、彼はこう書きました。

村上「前島、俺たちも頑張ろうぜ。俺たち、どうせ生きてるんだからさ。生きるしかないんだからさ。もうちょっと、楽しくしたほうがいいだろ?」

 さて、今になって何を思っているのでしょうか。彼は結局、スヴィドリガイロフのように死を選ぶでも表現から身を引くのでもなく、再び「瀬戸口廉也」名義に戻って執筆中とのことです。


skin presented by myhurt : BLOG | SKIN

FC2Ad

  
copyright © 2005 狼になりたい all rights reserved. Powered by FC2ブログ