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2017年最優秀作品!  

 今年2017年の1~12月に読んだ(観た)中で、特に素晴らしいと感じた作品について挙げます。


 まずは、各月の月間優秀作品として挙げたものを再掲。月の後ろの括弧書きはその月に感想を書いた数ですが、感想を書かない場合も多々あり、実際に読んだ(観た)ものはもっと多いです。

1月(11作)
 『木根さんの1人でキネマ』(アサイ)3巻

2月(10作)
 『ゆるキャン△』(あfろ)3巻
 『小森さんは断れない!』(クール教信者)5巻
 『オッドマン11』(道満晴明)
 『棺担ぎのクロ。~懐中旅話~』(きゆづきさとこ)6巻

3月(11作)
 『はるかなレシーブ』(如意自在)3巻
 『世界八番目の不思議』(宇島葉)3巻
 『鈴木さん』(ヤマダ)4巻

4月(9作)
 『恋は光』(秋★枝)6巻

5月(9作)
 『城下町のダンデライオン』(春日歩)4巻
 『父とヒゲゴリラと私』(小池定路)5巻

6月(17作)
 『彼女中』(黒咲練導)

7月(15作)
 『スペシャル』(平方イコルスン)2巻
 『妄想テレパシー』(NOBEL)4巻
 『君の足跡はバラ色』(仙石寛子)

8月(5作)
 『お母さんとやっちゃん』(仙石寛子)

9月(11作)
 『まちカドまぞく』(伊藤いづも)3巻

10月(11作)
 該当作なし

11月(9作)
 『恋は光』(秋★枝)7巻
 『妄想テレパシー』(NOBEL)5巻
 『応えろ生きてる星』(竹宮ゆゆこ)

12月(5作)
 『春の呪い』(小西明日翔)1~2巻
 『ゆるキャン△』(あfろ)5巻

 この中から、2作を挙げます。



『君の足跡はバラ色』(仙石寛子)
 
 >私的感想

 先にも書いた通り、仙石寛子氏は私にとって「当たり」の確率が極めて高い作家です(というか「外れ」がまずありません)。
 この人の作品は恋愛物が多いですが、その内容は様々です。普通の男女の恋愛だけでなく、百合を描き、時にはBLも描きます。今年にもう一冊刊行された『お母さんとやっちゃん』は母子関係です。
 
 その集大成かのような一作。一体今作は「何」と呼べばよいのでしょう。恋愛物語であることは間違いないでしょうが、男女の恋愛と呼んでよいのか、百合なのかBLなのか。はるかと拓海の二人の関係は、自己愛と相手への想いが混ざり合い、一つに溶け込んでいきます。
 「何と言い表したらよいかわからない」作品というのは、つまりは最先端にあるということです。多くの人が足を踏み入れた領域には名前が付きますが、最初の先人の時に名前はまだ無いのです。

 今作を読み終えてただ一つ思ったのは、「二人が一緒になる」という「結末」がある以上、実はそこはどうでもいいのかもしれない、ということでした。何一つ変わっていないですし何もはっきりしていないのに、実はこれで全てが解決したのだという力強さ。完璧な恋愛とは確かにそういうものかもしれません。



『恋は光』(秋★枝)6~7巻
 
 >私的感想:6巻7巻

 この作品を読んで最初の最初から言い続けていた通り、私は今作を最初から最後までずっと北代に感情移入して観てきました。
 だからこそ、6巻の北代の告白シーンは本当に良かったと思います。6巻の感想で私はこう書きました。

決して鈍感ではなく、頭の回転も速く、周りに気を遣いながらも自分の気持ちをよくわかっている女の子。

 そういう北代の恋愛を(というよりは人間性を)紐解いてきたのが最終7巻。逆の意味で北代に欠けていたものも含めて、秋★枝氏は一つ一つ解説を加えていきます。

宿木「アンタさぁ、もう少し感情で考えなさいよ!」
北代「感情で考える、ほー、中々に深いことを言うなぁ」

 この一節は極めてクリティカルだったと思います。その言葉は、北代というよりも私の方に突き刺さりました。

 さらに、最終7巻のあとがきで秋★枝氏は「この作品のテーマは"恋"」だからこそ東雲さんが結末として選ばれたと書いてあって、トドメを差された感じです。この人なら北代エンドを描こうと思えばいくらでもそちらに導けたと思うのですが、今作はむしろ「あえて」言葉にしにくい方を選んだのではないかと。『煩悩寺』などは素直にああいう風に描いてましたしね。
 そういうわけで、今作で描かれたものについて「理解」はしました。……しかし未だに「納得」はしていません。それくらい、私と北代はタイプが似ていたのでしょう。ただ、今作は「そのこと」までも全て包含して作中で描き切ってしまったので、読者としてはぐうの音も出ません。なので、この場にこうして挙げているわけです。



 以上、2018年最優秀作品はこの2作です。……双方とも真正面からの恋愛物ですね。


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