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In USA.(後半:NY~BOS) 

 前半の続き!


【4日目】

 元旦。この日もまたNYです。

 元からMOMA(ニューヨーク近代美術館)へ行く予定でしたが、10時30分開始と記されていて、少し時間があったのでまずロックフェラーセンターのTop of the Rockへ向かいます。確か、前回NYへ来た時もこの流れでしたね。

 マンハッタン マンハッタン マンハッタン
 ロックフェラーセンター ロックフェラーセンター MOMA

 しかし、通常なら8時開館とされていたTop of the Rockは元日のせいか10時オープンとのこと。出来ればMOMAは開館と同時に入りたかったので、ここはチケットだけを購入してMOMAへ急ぎましたが、今度は記載してあった10時30分にはもうオープンしていたという・・・。MOMAも4年ぶりです。

 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA

 ここの5階には、私がこれまで観た絵の中で最も好きな1枚であるファン・ゴッホの『星月夜』があります。
 
 『星月夜』

 生涯を通じてずっと「目の前にあるもの」しか描けなかったゴッホ。自画像が多いのもそのせいで、ポスト印象派のもう一人の巨匠であり一時は同居もしていたゴーギャンがタチヒにまで行って「まだ見ぬもの」を追い求めたのとは正反対です。
 しかし、この『星月夜』は、確かにサン・レミの夜空を題材としているものの、そこに一つの空想が入り混じります。多くの評論家はこの絵を精神病院に通っていたゴッホの「不安の象徴」と見ますが、私としては全然そんな気がしません。むしろ、「夜」がこんなにも明るいものであれば、それは一つの救いではないかと思うのです。
 私の手元にいくらでも自由に使えるお金があったら、この絵を買いたいですね。50兆円くらいあればどうだろう・・・。

 他には、「最強の素人」アンリ・ルソー。

 MOMA MOMA

 税関吏をしながら休日に独学で絵を描いたという彼の絵は、時に吹き出しそうになるくらい稚拙に見えることがありますが、ここにある2枚は凄みを感じました。

 最後の天才、パブロ・ピカソ。

 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 
 ここにあるのはキュビズム以降の絵が中心です。ブラックと共に始めたキュビズムも、ピカソにとっては単なる通過点の一つでしかなかったのだと思います。その後また古典に戻ったりもして、時代をあまりにも先取りしてしまいました。モダンアートの停滞(と個人的には思える)は、ピカソがその後の100年間を先取りしてしまったからだと思います。

 クロード・モネの絵も置かれています。印象派を代表する彼ですが、晩年の『睡蓮』は確かにここに置くのが相応しいのかも。

 MOMA MOMA MOMA

 ジョルジュ・デ・キリコも、『ギャラリーフェイク』(細野不二彦)を読んだ人なら好きになる作家ではないでしょうか。

 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA

 その他、マティスやその他諸々の絵があります。

 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA

 ただ、私の興味はここの5階にしかないのも事実。それ以後のモダンアートは、どうにも興味が湧かない(わからない)のです。

 MOMA MOMA MOMA
 MOMA MOMA MOMA

 MOMAから、Top of the Rockへ戻ります。
 今日は快晴。この前のエンパイアステートビルみたいに何も見えないということはありません。
 
 Top of the Rock Top of the Rock Top of the Rock
 Top of the Rock Top of the Rock

 この時点でかなり疲れていますが、どうしようかと思い、41St.のイントレピット航空博物館へ向かいます。

 マンハッタン マンハッタン マンハッタン

 イントレピッドは、第二次世界大戦時に建造され、沖縄戦にも参戦したエセックス級空母。これがデカい・・・。私はこれまで護衛艦や戦艦ミズーリに乗ったことがありますが、それとは段違いに感じました。格納庫もさておき、甲板がとんでもなく広くて、逆に船の上という気がしません。背景に場違いなNYの高層ビルが控えているせいかもしれませんが。

 イントレピッド イントレピッド イントレピッド
 イントレピッド イントレピッド イントレピッド
 イントレピッド イントレピッド イントレピッド
 イントレピッド イントレピッド イントレピッド
 イントレピッド イントレピッド イントレピッド
 イントレピッド イントレピッド イントレピッド
 イントレピッド イントレピッド イントレピッド
 
 一番先には(なぜか)スペースシャトル(エンタープライズ)が展示してあります。
 近付くとあの黒いところは全て耐熱タイルで、ああ、これが剥がれてコロンビアは空中爆発したんだなあ、と思いました。

 スペースシャトル スペースシャトル

 疲労が押していたので今日はここでおしまい。ホイットニー美術館などに行こうかとも考えましたけれど、持っているパスが中途半端で、チケット売り場にいちいち並ばないとならないやつだったんですよね・・・。
 一寝してから、食事に向かいます。
 
 ごはん ごはん ごはん

 前菜の後にトマトのパスタ。イタリアンのコースだとパスタの他にセカンドも頼まないとダメなのかと思っていましたところ、パスタの注文を聞くとウエイターはすたすた立ち去ってしまいました。確かに量があり、これでもう一皿は無理です。それでも、デザートまで食べました。

 こうしてNYの最後の夜は更けていく。



【5日目】

 まだ暗いうちに起きて、ラガーディア空港へ向かいます。

 マンハッタン マンハッタン シャトルバス
 LGA LGA

 行きはグランド・セントラル駅からの乗り合いバス。早朝だったせいかなんと私一人しか乗客がいません。しかも、バスの中には「チップをよろしく」と書いてある。・・・こういうの困りますよね。

 今回は米国にJALの特典航空券でやってきました。運用ルールが少し変わって片道ずつ予約できるようになり、まずは行きのNY行きが確保できました。すると今度は帰りです。10時の予約開始直後にアタックしたものの、1/2帰国のNYからの便は取れず、代わりにボストンからの便を確保。NYからボストンまでの飛行機は片道6千円台で取れました。
 ところがその後、12/26になって、仕事がひと段落ついたことから、ボストンでもう一日滞在することにしました。特典航空券は無料で日程変更可能なんですよね。
 いざ空港についてみると運航ダイヤが変わっていて、出発予定が1時間遅くなります。これだと当日乗り継ぎは危なかったな・・・。

 とはいえ、離陸してしまえばNYからボストンまでのフライトはあっという間。15分遅れで離陸し、15分早く着陸しました。実質の飛行時間は1時間もなく、配られた飲み物を全部飲む前に回収されたくらい。

 AA AA NY上空
 NY上空 ボストン上空 ボストン上空

 ボストン着。ここの空港は市街地から近く、すぐ傍にスカイラインが控えます。

 外は相変わらず寒い。シルバーラインのバスで市内へ。専用のトンネルを走る変わったバスです。そのままレッドラインの地下鉄に乗り換えましたが、人の流れに沿って進んでいくと、そういえば運賃を支払っていなかったような・・・。

 ボストン空港 シルバーライン レッドライン

 まずはホテルへ。
 急遽予約したホテルですが、ボストンで一番古いらしく、Wikipediaに記事があり、公式サイトにはF.ルーズベルトとかディケンズだとかデイビッド・オルティーズがここを訪れたとか書いてあります。まあ、あまり高くなく、それほど凄い部屋ではなかったんですが。

 ホテル ホテル ホテル
 ホテル ホテル

 ホテルのレストランで昼食にします。ここも、J.F.ケネディがジャクリーンにプロポーズをしたレストランなんだとか。

 レストラン ランチ ランチ

 ボストン名物クラムチャウダーは滅茶苦茶美味かったです。でも、Fish&Chipsを頼む必要はなかったかな・・・。

 その後、まず少し市街を歩きます。ホテルはボストン旧市街のど真ん中にあり、周囲はビルと歴史的建造物(とは言っても欧州やアジアに比べればそれほど古くない)が混在しています。このちぐはぐさは札幌の時計台を思い出しましたね。

 ボストン ボストン ボストン
 ボストン ボストン ボストン
 ボストン ボストン ボストン

 ボストンに一日滞在することになって、行くところは一つ、ボストン美術館です。もっとも正式には「ボストン美術館」という建物はなく、"Museum of Fine Arts"といいます。「この世の中心」感がいかにも米国(ボストン)らしい。地下鉄(路面電車)のグリーンラインで行きます。

 グリーンライン ボストン美術館 ボストン美術館

 名古屋ボストン美術館(もうすぐ閉館)の印象があったのでもう少し西洋美術寄りのイメージでしたが、実際は、METやフィラデルフィア美術館のような総合美術館です。古代のエジプトあたりから最近のコンポンポラリーアートまで網羅しています。
 またもや印象派から。数はそれほど多くなかったですかね。

 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館

 ここにはゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』(上記の最後の絵)があります。ファン・ゴッホとは全く対照的に、自分がまだ見たことが無いものを探してタヒチまで行った男の到達点かと思います。

 その他にも、古今東西の美術品がてんこ盛りです。

 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館

 ボストン美術館と言えば(日本では)モースや岡倉天心などの関わりで有名ですが、品物としてはフィラデルフィア美術館とそれほど差が無かった印象。むしろフィラデルフィアの方が大きいかな。

 ボストン美術館  ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 ボストン美術館
 ボストン美術館 ボストン美術館 

 ボストン美術館を出て、日が暮れかけてきた中を北へ歩きます。それにしても寒い・・・北国で生まれ育った私ですら、帽子がないとかなりキツいです。

 ボストン ボストン ボストン

 MLBボストン・レッドソックスの本拠地であるフェンウェイ・パーク。住宅街のど真ん中にあります。

 フェンウェイ・パーク フェンウェイ・パーク フェンウェイ・パーク

 ここの名物グリーンモンスターは、拡張する敷地がないとしてそのままになっていると聞きます。確かに狭い土地ではあるものの、日本にはこれくらいの密集地は山ほどあり、どうしても不可能というわけでもないのかなあ(改修すべきだとは思いませんが)。

 ホテル周辺へ戻ります。既に夕暮れ。

 ボストン ボストン ボストン

 それから米国で最後の夕食です。ボストンが小さな街だからか、1/2という半端な日だからか、店はガラガラ。
 またクラムチャウダーと、こちらに来てからまだ食べてなかったステーキを。

 ごはん ごはん ごはん

 この後、とっても寒い中、ちょっと夜のボストンの街を散歩。一番奥にはNBAの伝説的なクラッチ・プレイヤーであるビル・ラッセルの像がありました。

 ボストン ボストン ボストン


【6日目】

 この日はもうただ帰るだけです。名残惜しいのでちょっとだけ朝の散歩。なんだかビジネスマン風の人が多いと思ったら、米国はもう通常日で普通に出勤してるんですね。

 ボストン ボストン ボストン
 ボストン ボストン ボストン

 ホテルをチェックアウトしてから、ブルーラインで空港へ。

 ブルーライン ボストン空港

 搭乗までに少し時間があったので、この後で機内食が出ることは承知しながらあえて空港で食事。またもやクラムチャウダーです。好きなものは飽きるまで食べるのが私のスタイル。

 ごはん ごはん

 Steamed Shrimp Wontonsというのが安かったので頼んだら、焼売ですねこれ。箸をつけてくれましたが、お米はインディカ米で、少々食べるのに苦労しました。これはこれで独特の風味があって良いです。

 JAL JAL

 これで帰国です。帰りの便も隣が空席だったので楽でした。



 今回の度はとにかく疲れました。これまでで最も長い5泊7日だったこともありますが、初日に無理をした(歩きすぎた)ので、次の日以降キツかったです。ロキソニンをフル活用でした。もうちょっとゆったりとした旅を堪能できるようになりたいものです。
 米国東海岸とは時差が大きいですが、向こうに居た時は疲れもありぐっすりと目覚ましが鳴るまで眠れました。むしろ、帰ってきてからが大変。

 4年前同様、やはり冬のNYは寒いです。ずっと帽子を被っていました。頭むき出しでは相当キツい。それでも、帰国後数日してからさらに本格的な寒波が到来して、マイナス20℃くらいになったそうです。

 ご飯は、夕食は外国に居るとそれなりに高いものを食べる一方、量が多いので昼がどうしても控えめになり、ほとんど食べなかった日もありました。一番美味しく感じたのが大晦日に食べた日本食だったというのはちょっと微妙な気も・・・。

 もはや物価が日本よりも高いので、マイル特典で行ったとはいえかなり散財しました。これだけ美術館を回ると、入場料だけで馬鹿になりません。地下鉄やバスは$2.75、ペットボトル飲料は$2が基本なので地味に効いてきます。

 今回はNYが2度目だったので、ある程度目論見が立ち行き易かった反面、新たな驚きはどうしても小さくなったかも。ここ数年で行きたいところは大体行ってしまったので、次はどうするか(何をするかを含めて)ちょっと考えなくてはなりません。予約の行程上、一つの旅が終わると次の旅のプランを立てることになります。


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