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ステフィン・カリーが3Pコンテストに出ない理由(憶測) 




 ステフィン・カリーがNBAの現役選手の中で最高の3Pシューターであることに異論は少ないと思う。
 しかし、カリーは昨年に続きオールスターの前夜に行われる3Pコンテストへの欠場を表明した。既に2015年にチャンピオンになっているので改めて出場する必要もないと単純に思ったのかもしれないが、カリーにしてみれば、今の3Pコンテストは簡単すぎるように思えているのではないだろうか(憶測)。



 カリーはNBAデビュー時から素晴らしいシューターだった。パーセンテージは最初から高く、むしろ近年は低下しているとも言える。

180127カリー
 だが、カリーの3Pはパーセンテージだけで計るべきではないだろう。

 カリーのデビュー時、ウォリアーズのエースはモンタ・エリスだった。典型的なスラッシャータイプであるエリスがボールを多く持ち、カリーのアウトサイドシュートは2番目以降のオプションだった。一般に、3Pシュートが最も決まりやすいのはパスを受けてのキャッチ&シュートだ。(私はエリス全盛期の頃のカリーのプレイをつぶさに見ていたわけではないが)エリスのドライブにマークが集まれば集まるほどカリーへのパスは通りやすい。おそらくは、今よりも「打ちやすい」シュートが多かったのではないか。

 しかし、今はもうカリーがキャッチ&シュートを放つ機会は決して多くない。カリー自身がPGとしてボールを捌くようになったこともあるし、カリーのシュート力を知らない人は居ないから、他の選手のマークを犠牲にしてでもカリーがフリーでシュートを打てる場面を潰しに来ることが多くなった。

 これまでカリーの試合を2度生で観たが、その練習風景が最高に面白かった。カリーは、キャッチ&シュートの反復練習なんて一つもしていない。シュート練習の際には、必ずドリブルやフェイクを挟む。それも、何一つとして同じプレイを二度繰り返さない。他の選手とは明らかに別物だった。

 カリー カリー
 
 そんなカリーにしてみれば、今の3Pコンテストのルーチン(ラインに沿って置かれたボールを取ってシュート)は、少々退屈に過ぎるのではないか。
 最近のカリーの3Pは、自分でボールを持ちマーカーを振り回してからのプルアップシュートや、速攻からのシュートが多くを占める。ステフィン・カリーたる選手が、今の3Pコンテストのようにフリーかつ自分のペースでシュートを打てる場面は試合の中で殆ど無いのである。フリーでボールを持てるキャッチ&シュートを40%決めるのと、今のカリーのプレイスタイルで40%決めるのとではその難しさが全然違うはずだ。

 今のウォリアーズでは、キャッチ&シュートの役割を与えられているのはクレイ・トンプソンの方だ。実際、2016年のコンテストではカリーを負かしてトンプソンが勝っている。
 でも、彼がそのポジションに居ることができるのは、ウォリアーズにはカリーやデュラントといった他の攻撃オプションがあるので、比較的マークが分散した状態でボールを受け取る恵まれた環境に居るからだとも言える(それにしてもトンプソンのキャッチ&シュートは滅茶苦茶に高確率で入るのだが)。

 もし、3Pコンテストの内容に少し手が加えられて、同じ場所から5本打つのではなく全部違った位置から打たなくてはならないことにするとか、ドリブル&フェイクを入れたら加点するとかすれば、間違いなくステフィン・カリーが勝つだろう。

 もう一つ、センターサークルからのシュートで競ったら、これも間違いなくステフィン・カリーが勝つ。日常的にそんな練習をしているのは彼しか居ないからだ。



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