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In Berlin. 

 ドイツへ行ってきました。まずは前半のベルリン編。


 今回の旅、「なんでドイツへ行ったのか」と問われると、さほど明確な答えはありません。欧州各国の中で来訪していないのがドイツくらいだったのと、GWのANAドイツ便が妙に安かったからです。
 この4月は仕事が忙しかったこともあって、あまり厳密な準備はせずに出掛けました。

 ANA ANA ANA

 ANAは機内食がJALに比べると今一つなんですよね。

 シベリア デンマーク ドイツ

 やはり欧州への片道12時間は長いです。機内でインターネットに接続できるようになってかなり楽になったとはいえ、動画を観られるほど(NBAファイナルの真っ最中だった)の通信速度ではないので、やはり退屈です。

 デュッセルドルフ到着。EU外からの国際線のあまり多くない空港で、イミグレーションの列が殆どなくあっという間に入国できました。
 ここで乗り継ぎでしたが、当初の予定便がキャンセルになったため少し時間が空きました。一度制限エリアを出て食事をします。

 デュッセルドルフ空港 デュッセルドルフ空港 デュッセルドルフ空港
 デュッセルドルフ空港 ジャーマンウイングス ジャーマンウイングス

 乗り換えはルフトハンザ系列のLCCであるジャーマンウイングスの便。ルフトハンザ(系列)と私の相性はさっぱりで、この便も結局到着が1時間近く遅れました。まあ、旅慣れてきた分「こんなものか」と諦め気味でしたし、この日は特に予定もなかったので良しとします。

 ドイツは21時近くまで明るかったです。ベルリン・テーゲル空港に到着。もうすぐ新空港に移転とのことで小さな空港です。荷物を受け取って中身を入れ替えていたらターンテーブルに誰も居なくなってしまいました。
 ここからTXL系列のバスへ。しかしこれは本当の路線バスで、立たされます。

 ベルリン ベルリン ベルリン
 ベルリン ベルリン ベルリン

 ホテルへ到着。ベルリンはホテルが安く、最終的に5つ星のホテルを取りました。しかしこのホテル、Wifiが窓際まで届かなったのがなあ・・・。
 部屋にミネラルウォーターのサービスもなかった(ミニバーにはあったが有料だった)ので買いに出掛けましたが、いわゆるコンビニのような店がなく、結局諦めます。この時のベルリンの第一印象は「静かな街だなあ」。
 

 
 2日目。

 本日最初の予定である博物館島のペルガモン博物館へ向かいます。宿は博物館島のすぐ隣だったので楽でした。

 ベルリン ベルリン ベルリン
 ベルリン ベルリン ベルリン
 ベルリン ベルリン

 イシュタル門がここの最大の目玉です。

 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館
 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館
 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館
 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館
 ペルガモン美術館 ペルガモン美術館

 この日は月曜日で博物館島の全部の博物館は開いておらず、ペルガモンと新美術館のみでした。新(Neues)と言ってもそれは博物館として出来た順番のことで、扱っているのは古代から中世がが中心です。

 新美術館 新美術館 新美術館
 新美術館 新美術館 新美術館
 新美術館 新美術館 新美術館
 新美術館 新美術館 新美術館

 そこから隣のドイツ歴史博物館へ。最初に新館の企画展に入ってしまって「これだけ?」と思いましたが、その後に改めて本館へ。
 
 ベルリン ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館
 ドイツ博物館 ドイツ博物館 ドイツ博物館

 「ドイツは(日本に比べて)先の戦争を反省している」という言説はよく耳にしましたが、ここでの私の印象は「それほどではないな」でした。
 確かにこの博物館、年代順に現在までずっと展示が続いていて、第一次世界大戦と第二次世界大戦を除外してはいません。しかし、ナチスの展示は確かにありますが、ユダヤ人虐殺の展示はメインストリートから外れた脇の方に少しあるだけで、ニュルンベルク裁判なども(全体の中では)僅かだった印象です。

 ベルリン ベルリン カリーブルスト

 ここで一旦食事。カリーブルストです。
 ドイツ語はわからなくて難儀しました。フランス語も(英語も)もちろんわからないのですが、ドイツ語は単語を繋げる癖があって尚更わかりにくい。curry wurstと書いてくれればまだ何とか付いていけるでしょうが、currywurstと(接頭語も接尾語も)一つに繋げてしまうので、一見して単語がわからないのです。

 そこからUバーンを乗り継いで、まずは北へ。
 Nordbahnhof駅で降ります。

 ベルリン ベルリン ベルリン

 中心部から2駅ですが、一気にアパートが立ち並ぶ庶民的な雰囲気になります。ここで、道路の南側に壁が並んでいて、写真を撮っている人が居たので何だろうと思ったらこれがもう「ベルリンの壁」でした。

 ベルリンの壁 ベルリンの壁 ベルリンの壁
 ベルリンの壁 ベルリンの壁 ベルリンの壁
 ベルリンの壁 ベルリンの壁

 壁は想像以上に「低く」、たかだか4階くらいの高さの建物の屋上からこうして「向こう側」が見通せてしまいます。そこで私が思ったのは「壁」が存在していた光景の「ロマンチックさ」でした。

 壁の向こう側は、単なる外国というだけでなく、主義主張の全く異なる共産主義/資本主義陣営なわけです。東から見れば「自由の国」、西から見れば「平等な社会」。それが、こんなにも近くに存在しているのは、それが解消された今だからこそ思うのかもしれませんが、抑圧というよりは興味の対象に思えます。

 向こうには旧東側のテレビ塔がそびえます。東ベルリンの人の大半も、そこへ登って西をその目で見たはずです。デビット・ボウイが壁の近くでコンサートをする遥か前から、西の(華やかな)生活は垣間見えていたに違いないのです。
 その後の歴史を知っているからかもしれませんが、「これでは東側は持たないな」とも思いました。この後旧西側へ行ったのですが、それまで居た東側とは雰囲気が全然違い、世界的大企業のオフィスビルがあり、デパートや商店が軒を連ねます。それはある意味で「精神汚染」のような気もしないわけではないですが、あれを前にして、東側がいつまでも我慢を強いるのは無理です。

 そんなわけで、次は旧西側へ向かいます。
 Nordbahnhof駅は「国境沿い」にあったので、「壁」があった際は閉鎖されていたようです。

 ベルリン地下鉄 ベルリン地下鉄 ベルリン地下鉄

 観光地と化しているチェックポイント・チャーリーへ。
 こっちが「旧東」側。

 チェックポイント・チャーリー  チェックポイント・チャーリー チェックポイント・チャーリー

 こっちが「旧西」側。

 チェックポイント・チャーリー  チェックポイント・チャーリー チェックポイント・チャーリー

 街の感じが東西で違うんですよね。気のせいかもしれませんが、東はとにかく店が少ない。ドイツはこんなものなのかと思っていたら、旧西側へ行くと英仏や米国のような「普通」の雰囲気なのです。

 そこから、南のユダヤ博物館へ歩きます。

 ユダヤ博物館 ユダヤ博物館 ユダヤ博物館
 ユダヤ博物館 ユダヤ博物館 ユダヤ博物館
 ユダヤ博物館 ユダヤ博物館

 ここの地下展示は圧巻でした。ホロコーストを初めとする民族の悲劇を、それを主体的に行った国家の中で示す際に、彼らが取った手段は「観念的なものに落とし込む」ことでした。それが極めて高度に出来ていて、ここの地下は博物館というよりも「美術館」なのです。ユダヤ人の悲劇を主題とした美術館。

 

 「ホロコースト・タワー」と名付けられたこのスペースを設計した人の才能には驚愕します。
 一見すると何ということはない、コンクリートで仕切られた高い天井の暗い部屋。しかし、唯一の出入口である扉が(おそらくは意図的に)重たい音を立てて閉まるようになっていて、多くの人が「入り」、そして「出ていく」ところまで、「何か」を思い出さずにはいられない。外からはその音はほとんど響きません(普通の扉の開閉音に聞こえる)。あくまでもあの中に居るからこそわかる世界です。

 

 もう一つ、一番奥にある展示。
 人の顔を模した金属片が敷き詰められていて、来場者はその上を歩いて進みます。その音は、博物館の奥に近付くにつれて大きくはっきりとしていき、来訪者は「何だろう」と思うのです。
 ここは是非「一番奥」まで行くことをお勧めします。「何もない」のです。だって、歴史上、ユダヤ人大虐殺の結果として「何も残らなかった」のだもの。

 繰り返しますが、この地下展示を設計した人は天才だと思います。何ら直接的な展示をすることなく、ここまで表現してしまったことには感嘆するしかない。
 地下展示があまりにもすざましかったので、2階の通常展示を観ないまま出てきてしまいました。

 この日の当初の予定はこの時点でおしまいでしたが、まだ時間が早かったため、ホテルへ戻って一休みしてから、夕食前に西へ向かいます。
 100番のバスを待っていましたが混雑でしばらく来ません。とりあえずTXLバスに乗ってまずはブランデンブルク門まで行きます。

 ブランデンブルク門 ブランデンブルク門 ドイツ国会議事堂

 私はソ連軍がベルリンを占領た際に鍵十字のシンボルを爆薬で吹っ飛ばしたのはここだと思っていたのですが、実際に見ると違いますね。隣の国会議事堂かな?
 そこから100番のバスに乗りましたがこれが大混雑。道も混んでおり、かなり時間を要しつつ、ティーアガルテンを抜けて、カイザー・ヴィルヘルム教会へ。

 ティーアガルテン ティーアガルテン ティーアガルテン
 カイザー・ヴィルヘルム教会 カイザー・ヴィルヘルム教会 カイザー・ヴィルヘルム教会

 それにしてもこの辺(元の西ドイツの中心地・クーダムです)の栄えっぷりと来たら。ごくごく普通の資本主義国です。東とは全然違いますね。

 クーダム クーダム クーダム

 そこから100番のバスで戻ります。またかなり時間を要しましたが、宿の近くのレストランへ。ここには日本語メニューがありました。
 じゃがいものスープ、豚のローストに苺のプリンです。飲み物はワインにしました。

 ベルリン ベルリン ベルリン
 ベルリン ベルリン ベルリン

 帰り道でビールを買って帰ります。小瓶が売ってないので500cc。ドイツはビールよりもコーラやファンタの方が高いんですよね。



 3日目。

 それほど急ぐ必要もなかったのでホテルで朝食。

 ベルリン

 歩いてまた博物館島へ向かいます。まずはAlte nationalgalarieから。ここは近代絵画を中心としたところです。

 博物館島 Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie
 Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie
 Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie
 Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie
 Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie
 Alte nationalgalarie 1804gerIMG_5530.jpg 1804gerIMG_5532.jpg
 1804gerIMG_5535.jpg Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie
 Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie Alte nationalgalarie

 博物館島の中では、時代的に個人的な趣味に最も近い美術館でしたが、やはりというか当たり前ですがドイツの画家の絵が多いんですよね。展示の中心にはフランス絵画があるのですが、数はさほど多くありません。

 それから、Altes Museumへ。昨日まで何度も前は通っていたところです。

 Altes Museum Altes Museum Altes Museum
 Altes Museum Altes Museum Altes Museum
 Altes Museum Altes Museum Altes Museum

 最後にボーデ美術館。ここは中世の宗教美術が多く収められています。

 ボーデ美術館 ボーデ美術館 ボーデ美術館
 ボーデ美術館 ボーデ美術館 ボーデ美術館
 ボーデ美術館 ボーデ美術館 ボーデ美術館
 ボーデ美術館 ボーデ美術館 ボーデ美術館
 ボーデ美術館 ボーデ美術館 ボーデ美術館
 ボーデ美術館 ボーデ美術館 

 ホテルで一休みしてから、絵画館へ向かいます。ここは博物館島ではなく、ポツダム広場の近くにあります。今回は200番のバスに乗車。ベルリン・フィルハーモニーの前で降ります。
 
 ベルリン ベルリン ベルリン
 ベルリン ベルリン

 ドイツはやはり近代絵画よりも中世絵画の国なんでしょうね。こちらの方が充実していたように思えます。

 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館 
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館  絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館
 絵画館 絵画館 絵画館

 帰り道にポツダム広場へ。絵画館は旧西側ですが、道路一本隔てたこちらは旧東側です。中心の(その名も)ソニー・センターは統一後に再開発された地区なので流石にピカピカ。

 ポツダム広場 ポツダム広場

 これでベルリンの行程はほぼおしまい。
 夕食を食べる前に、職場への土産物を探しに行くことにしました。しかし、ホテルは旧東独地域にあるせいか、スーパーのようなものも本当に少ない(それなりに住宅はあるのですが)。しかも、今日が5月1日(メーデー)であるため、ようやく見つけたところも休店です。そういえば、ここは元・社会主義国でしたね。

 夕食はビアホールで生肉とシュニッツェル。「シュニッツェル」は全く言えませんでした(口が回らない)。
 生肉は思いのほか生で、こねる前のハンバーグみたいなのが来ました。でも美味しかったです。量は多いですが案外入るもの。ほぼ完食。

 ベルリン ベルリン ベルリン
 ベルリン ベルリン ベルリン

 まだ明るいのですが、本日の予定はここまで。
 疲れてきたので明日に備えようと思ったのですが、テレビをつけるとサッカーのチャンピオンズリーグ準決勝(レアル・マドリーvsバイエルン・ミュンヘン)がやっている。折角なので、ホテルのロビーで飲みながら見ます。
 
 ベルリン ベルリン

 試合はバイエルンにとって厳しい展開で進みましたが、スタッフや他のお客さんの反応は案外静かなものでした。ベルリンとバイエルンの気風というかアイデンティティの違いのようなものもあるかもしれません。



 前半ベルリン編はこれまで。あとは後半ミュンヘン編で。


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