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【NBA】カンファレンスファイナル 





 イーストは「たまげた」としか言いようがありません。

 33歳になったレブロン・ジェームズの最大の弱点はスタミナだと思っていて、だからこそセルティックスはレブロンの体力を削ろうとしました。第4戦でセルティックスが終盤に点差を離されてもスターターをベンチに下げなかったのは、レブロンにベンチで楽させたくなかったのだと思います。

 しかし、第6戦で46分、第7戦ではついに全48分出場して勝ってしまったのは、もう驚くしかありません。第7戦は少しスタッツが落ちた感もありましたが、最後の最後は高いFG%で締めましたね。

 オールNBAチーム選出選手が誰も居ないセルティックスはチームで戦ったものの、プレイオフで「1on1ができない」のはやはり辛い。アービングが居ればすぐ解決した問題ですが、ブラウンやロジャー、テイタムやホーフォードも基本的にロールプレイヤーです。第7戦の終盤はシュートオプションがなくなりました。
 レブロンのディフェンスの負担が少なかった(だからあれだけ出場できた)ことも、キャバリアーズ勝利の大きな要因だと思います。

 レブロンだって最初から勝負強かったわけではありません。しかし、8年連続でファイナルに出て勝負所でボールを預けられれば、最早緊張するほどの「余裕」なんて無いんでしょうね。




 一方のウエストは、最終戦でウォリアーズが逆転勝利。

 ロケッツは最後まで壁を越えられなかった印象。
 NBA以上初めて2Pよりも3Pのシュートを多く放ったチームが、プレイオフでその痕跡をあまり見せられなかったのは残念。もっとも、アウトサイドシュートには常にこのリスクが付きまとうものです。
 比較的、ロケッツは試合序盤であればきちんと3Pを放ち決まっていたような気がします。しかし、まだ本当の勝負所で使えるオプションではなかったということなんでしょうね。

 第6戦・第7戦にクリス・ポールが居たら当然違っていたでしょう。
 このカンファレンスファイナルでのクリス・ポールはシューターに徹していました。私はずっとクリス・ポールを「正統派PG」と称するのに違和感があって、それは彼がプレイオフの勝負所になればなるほどPGとしてのゲーム組み立てよりも自分で点を取る「だけ」になってしまっていたからなのですが、ハーデンというボールを持てるエースが居るチームで、クリス・ポールのジャンプシュートというオプションは見事に効いていました。
 ただ、ウォリアーズがイグドラを欠いていた影響も大きく、ロケッツは代役のルーニーやベルのところをひたすらにアタックしていたので、怪我のせいで負けたとも単純に言い切れないかと。

 ハーデンは「いつものパターン」でしたね。試合序盤は本当に良いのに、次第にゲームから「消えて」いく。原因は集中力なのか、体力面なのか。
 攻撃回数が多いので得点(平均28.7点)は比較的多くても、FG%は41.5%、3P%は24.4%に留まりました。これではやはり物足りない。

 ロケッツはライアン・アンダーソンなどを試合に出さず7人体制で挑みましたが、やはり辛かったのではないでしょうか。ハーデンが出場時間を増やして良いタイプではないだけに、この判断には疑問も残ります。

 ハーデンと正反対の傾向を見せたのがステフィン・カリー。
 試合開始直後の出来が最悪で、彼にしては信じられないようなシュートの外し方をしました。それが、3Qになると一気にペースを取り戻す。試合開始前のセレモニーの時間帯が彼にとってマイナスなのかと疑ってしまうくらいです。

 デュラントは終盤少し疲れで調子を落とした感もありましたが、トンプソンが第6戦で見事につなぎました。過去のプレイオフでは守備に徹していた感もありますが、マークが薄くなった今シーズンは攻撃面でも好調をキープ。最終戦で序盤に3ファウルした時はどうなるかと思いましたが・・・。
 あとはイグドラが戻ってこられるか、でしょうか。今年のこのチームは決してベンチの層が厚くない。

 ウォリアーズはこれまで非常に高い勝率を保ってきた分、「負け方」の下手なチームです。アウトサイドシュートチームの宿命でもあり、プレッシャーのかかった場面でどうするかという問題を完全に解決できたとは思いませんが、それでも、ロケッツよりはずっと経験値がありましたね。



 さて、ファイナルですが、私的にはファイナルの見所は「ステフィン・カリーはファイナルMVPを取れるか?」だと思っています。
 これぞステフの悲願。ウォリアーズが普通にプレイすれば1on1に強いデュラントが最有力候補ですが、それを上回るパフォーマンスを見せられるか。3Pは45%くらい決めないとダメです。

 この点でカリーのライバルは、デュラントに加え、レブロン・ジェームズです。カンファレンスファイナルまでの強烈なインパクトもあり、史上初の負けチームからの選出も十分にあり得る状況です。
 レブロンはセルティックス戦と違ってデュラントとのマッチアップが必要になるので、攻撃面で同程度の活躍は望みがたいかもしれませんが、それでも、レブロン・ジェームズですから。

 「キャブスの勝ち」は無いと思います。セルティックスに勝てたのは、彼らが攻撃力に乏しく、キャブスが100点近く取れれば勝利できたからです。しかし、ウォリアーズの攻撃力(とキャブスの守備力)なら120点くらい取らないとキャブスは勝てません。そのためにはレブロンが50点以上取らないと無理です。速攻を多用するウォリアーズ相手にはこれまで以上に守備でスタミナを削られる懸念もあります。

 キャブスはケビン・ラブが戻ってきたとしても使い方が難しいかと。彼をセンターにすればD.グリーン相手に機動力で劣ります。トリスタン・トンプソンと併用すると彼がデュラントを守らなければなりません。ラブの使い方は、ここ4年のファイナルで常に付きまとう問題です。

 ウォリアーズは、デュラントにクレイ・トンプソン、イグドラが戻れば彼もレブロンを守れます。レブロンはカリーにスイッチしてのアイソレーションを多用しますが、それ以上のオプションはあまり無いかと。
 一方のキャブスは、デュラントを守れる選手が居ない(レブロンが当たらなければならない)分、かなり不利なマッチアップではないかと思います。


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